第3回 卑弥呼ってだれ?
「ひみこ」って漢字で書けるひと~・・・「やまたいこく」って書けるひと~~!?
エヘヘ・・無理。なんて言ってないで書けるようにしておこうね。誰かが「じゃまだいこく」なんて言って覚えていたっけ。
簡単に言っちゃうと、卑弥呼は邪馬台国の女王です。3世紀ごろ、30数国を支配していたって。
ところで、3世紀って何年から何年だかわかる? 1世紀は100年。キリストが生まれた年を「紀元」といって、その前を「紀元前」、その後は「紀元後」という。紀元後1世紀は1年から100年まで。2世紀は101年から200年。つまり、3世紀(何もついていなければ紀元後)は、201年から300年。一番最後の何百年の数字をつけるんだね。(300年だから3世紀)
話は、「卑弥呼」だったね。「卑弥呼」はそう、女性です。そして、彼女と彼女が治めていた国のことが、中国の歴史書に書いてあるのです。その歴史書は「三国志」の一部である「魏志」。この中の倭人の部分に書かれています。「魏」とは、中国の国の名前。そのころの中国には「魏(ぎ)」「呉(ご)」「蜀(しょく)」の三国がありました。その中の「魏」という国に卑弥呼が使いを送って、金印と銅鏡100枚をもらってきたといわれています。また、卑弥呼は、「親魏倭王」という称号をもらいました。
ところが、邪馬台国がどこにあったのか、「魏志倭人伝」では、はっきりとはわかりません。それについては、北九州説と畿内説(近畿地方)があります。これは、「魏志倭人伝」の解釈がいろいろにできるからです。ちゃんと地名を書いておいてくれればよかったのにね。気が利かないね。(^_^;
今日覚えてほしいこと
邪馬台国、卑弥呼、魏志倭人伝
紀元○世紀は、何年から何年までか
☆☆ 今回の目標 卑弥呼に関係する言葉を覚えよう ☆☆