第1回 日本の歴史 どう動いた?
日本の歴史ってどこから始まるんだっけ? 「卑弥呼」、「聖徳太子」・・なんて言わないでよ。ちゃんと「旧石器時代」ってものがあるんだから。
旧石器 → 縄文 → 弥生 → 古墳 → 飛鳥 → 奈良 → 平安 → 鎌倉 → 室町 → 安土桃山(戦国) → 江戸 → 明治 → 大正 → 昭和 → 平成
上のように時代は移り変わってきました。みんなは、鎌倉時代と室町時代がどこに入るかわからなかったりするんだよね。この時代の名前の順番は、しっかり覚えてね。
ところで、日本は古くから「天皇」を中心として歴史が動いてきました。古墳時代に天
皇の祖先「大王」(おおきみ)が現れ、飛鳥時代に、「推古天皇」が「聖徳太子」を摂政に
しました。それからしばらくは、天皇が直接政治を行ったり、天皇に認めてもらった人が政治を行ったりしてきました。武士の世になっても、天皇に「征夷大将軍」という称号をもらわないと、幕府が開けなかったのです。だから、戦国時代の武将たちは、天皇のいる京都へ、京都へと戦争を繰り返しながら進んでいったのですよ。一番早く着いたのが「織田信長」。(でも、征夷大将軍の称号をもらわなかったから、幕府は開けなかったけどね)
天皇が政治の中心でなくなったのは、昭和の第二次世界大戦で負けた後。天皇は国の「象徴」になり、国民が政治を行うようになりました。このように、日本の政治は天皇が表にでたり、裏にまわったりしながらも、天皇中心に動いてきたのです。
さっきの時代が覚えられないと言っているあなた、このシリーズを読んでいくうち、おいおい覚えていくでしょう。でも、努力は必要。何度も書いたりして覚えてね。
日本は 約2000年かけて造りあげた 歴史のある国です
天皇中心の国家 ⇒ 国民主権の国家
☆☆ 今回の目標 時代の名前の順番を覚えよう ☆☆