〇〇県の有名なもの 石川編
さて、富山のお隣の石川県です。石川県には、能登半島があります。金沢があります。歴史のある、伝統が今でも息づく県です。
私は、万国博覧会が大阪で開かれた年、大阪から能登半島を一周したことがあります。まだ小学生でした。その旅で覚えたのは、九谷焼、輪島塗、なぎさドライブウェイ、千枚田、時国家(ときくにけ)でした。(なぜ覚えているのかというと、夏休みの宿題で、模造紙にまとめたからで~す。)金沢から能登半島の方へ向かうと、海岸を車で走れる「なぎさドライブウェイ」があります。本当に波うち際を走ります。そこには、「焼きハマグリ」の屋台がでていて、それはそれは美味しかったです。その後、能登半島の先端の方へ向かうと「輪島」です。そこで「輪島塗」のブローチを買いました。(あはは、高くて、他のは手がでないので~す)
輪島には、「時国家」があります。平安末期に栄華を極めた「平時忠」が源頼朝により能登半島に流されました。その子孫が建てた館です。(平氏は、源氏に敗れたあと、一族や家来たちが奥地へ逃げ込んで、部落を作ったようです。平家の落人部落(おちゅうどぶらく)と呼ばれる土地は、全国各地にちらばっています。)もっと半島の先端に近くなると、「千枚田」があります。本当に狭い棚田(段段畑みたいな田んぼです)で、ここでお米を作るのはとても大変だと子供ながらに思いました。なんだか、蒸し暑い旅だったことを覚えています。
さて、少し戻って、金沢についてです。もともと、加賀百万石と言われた前田家の国でした。一番有名なのは、前田利家(まえだとしいえ)でしょうか。戦国時代に尾張の国に生まれ、織田信長に仕え、戦乱の世を前田家の頭首として切り抜けます。信長から能登の領地を貰い、「利家」は関が原の戦いの前の年に亡くなりましたが、息子「利長」は、徳川家康から120万石を貰い受けます。これが、「加賀百万石」です。「加賀藩」では、伝統工芸が盛んでした。加賀友禅、九谷焼、水引、金箔、輪島塗・・・数え切れないほどあります。数年前、一泊で金沢に遊びに行きましたが、もっと時間をとってじっくりと伝統工芸にふれてみたいと思いました。
また、金沢市には、日本三公園のひとつ兼六園があります。金沢の和菓子は、とても上品で美味しいものばかりです。調べたところ、日本一なのは、やはり金箔でした。
あまりにも歴史や伝統がつまった県なので、何をどうやって書いたらよいのかわかりません。感想も、単純に「きれい」とか、「美味しい」とか表現するのが気が引けるほどです。是非一度、自分の目で、肌で体感してください。新幹線も通ったしね。